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クリエイター名 |
tobiryu |
コメント |
はじめまして、tobiryu(とびりゅー)です。得意なのは主に現代を舞台にした小説です。心の描写に重きを置く傾向があります。ネタさえあれば恋愛・青春やアクション、ファンタジー(異世界物は苦手です)などが書けます。ただしホラーやミステリーといった特殊なジャンルには手を出していないのでどうなるかは分かりません。視点は一人称と三人称、どちらでも大丈夫です。基本は三人称の主要キャラ視点で書いています。 |
サンプル |
サンプル1
<アクションシーンの一例>
室崎咲が魂刀を横薙ぎにして牽制する。 優れた跳躍力で津坂弥生は後方へ飛び退き、着地の際にカッターナイフを拾っていた。並大抵の人間ができる芸当ではない。 苦しそうに立ち上がる国原和馬を庇うように前へ出て、咲は魂刀を構える。 改めて少女の霊と向かい合ってみて分かる禍々しい気迫にプレッシャー。以前の事が多少なりともトラウマになっているのかもしれなかった。
サンプル2
<心情描写の一例>
解放の刻み。 教室から喧騒が溢れ、校内を満たしていく。一日で一番ボリュームの大きくなる時間だ。生徒の大半は学校というミニ社会からすぐには出ず、部室や教室、廊下を発声源にした。右手にゴミ箱を従えた池宮真希もまた友達と放課後の一時を過ごしていた。 廊下の日の射す窓際に寄りかかり、雑談に光合成をさせる。日課ではないのに自然と日課になってしまっているこの習慣は真希を中心に行われた。特に予定も無く、学校を出ようと歩けば何人かが集まる。花に集う蝶。知らぬ間に蜜でも塗られてるのかもしれない、と手首を匂っても香るのは朝つけたオーデコロンだけだ。 この日も同性三人の友達が真希を囲んでいた。一人が顔を合わせるなり髪を撫でてきて、自分のものと比較し始めたのには虚をつかれた。羨ましそうにする上目遣いに苦笑してみせる。細く柔らかい髪質は生まれつきだ。セミロングの黒髪にシャギーをかけただけの手軽さ。特別な手入れもしてないのにこの光沢は反則だ、と少女はブーブー言った。ブタじゃないんだから、と指摘する。ムキになった彼女は鼻を鳴らしてリアルなモノマネをした。それで一笑い。
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