|
クリエイター名 |
松坂 美江 |
コメント |
初めまして。松坂美江(まつざか・みえ)と申します。ラブコメを中心とした、ファンタジー、現代物などが得意です。シリアスやホラーも書きます。 読後にどこか心に残るようなものを目指して書いていきたいと思います。 宜しくお願いします。 |
サンプル |
復讐
これからの時間がただそうやって過ぎていくことにどんな問題があるというのだろう。 なるほど、現状に満足している者の言いそうなことだ。 わずかに眉間に皺を寄せる。それに気づくほど、目の前の人間は鋭くあるまい。
彼の目の前にいるのは女性だった。階級は少尉。准尉である彼の上官である。 女性でありながら彼より年若い彼女は、長い髪をそのまま肩から滑らせ、両指を絡ませたその後ろで意味ありげに彼を見上げていた。
|
ホームページ |
|
|
|
|