|
クリエイター名 |
姜 飛葉 |
■祈り
■祈り 『……大丈夫、寂しくないから』 貴女のその言葉に震えた我が身。 共に在る事で、どれだけ救われた事だろう。
生きていて欲しい……そう願うのは私の我侭。 自分とは決して等価値になど、なりえぬ貴女。 命に貴賎は無いという。 けれど、貴女がいたから……在り続けることの出来た私。
凍え揺らがぬ紫水晶。 手折られる事のない花。 それを悲しいと思うけれど、 なれば在る、貴女こそが――私の標。
乞い、伏し、願い、祈る。 貴女の力になどなりえぬ私だけれど。 せめて貴女に降る月星が、貴女のために輝くことを……。
|
|
|
|