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クリエイター名 |
すがわらゆうか |
コメント |
14年ほど、商業誌を中心にゲームのライターとして活動しておりましたが、新しい世界に飛び込んでみたくてクリエイター登録をさせていただきました。勉強しながら、楽しくみなさま方の世界作りのお手伝いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
職歴・来歴についてはこちらをごらんください。(震災以来更新しておりませんので、情報は古いものです) http://www.hmx-12.net/~virgil7/carrer.htm 下までスクロールしてごらんください。
文章は硬いイメージのものが多くなりますが、ご要望に合わせて最大限努力させていただきます。 |
サンプル |
ファンタジーRPG風サンプル
とある仕事の審査のために書いたもの。元ネタは高校生のときのAdvanced Dungeons & Dragonsのセッション。呪いのジェムを取り込み、隠密行動が必須のはずのシーフが熊に変化してしまうという失笑モノの話だったのに、物語風の脚色を加えて書いているうちに怖い話になってしまった。
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薄暗い、地中をただ力技で掘りぬいただけの、壁とも床ともとうてい呼べぬただの粗雑な穴ぐらを、ヴェルたち4人はひたすら歩いて来た。途中には薄汚いゴブリンたちがいたが、彼らの敵ではなかった。練達の冒険者である彼らをもっとも苦しめたのは、モンスターどもが所かまわず散らかし、撒き散らした汚物や腐った肉の放つ悪臭であった。つまりは、ダンジョン―地下洞窟は、まともな人間なら決して足を踏み入れることのない場所なのだ。富や、名声や、誓い。あるいはそれ以外の人に堂々とは語れないこと―そういったことのために命を賭けられる人間だけが、ダンジョンに行く。危険を冒す者、冒険者。ヴェルたちはまさしくその名が示すとおりの者たちであった。
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