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クリエイター名 |
猫又ものと |
サンプル文章
タイトル:こどものいちにち
●賞金首が遺したもの 「ひい。これは何?」 「色とりどりで綺麗ですわぁ」 「ふうとみいには見せたことがなかったかしら……わたくしが以前、主様から預かったものですわ。何か困ったことがあったら使うようにと」 青髪と赤髪の人妖に問われて、微笑む金髪の人妖。 開拓者ギルドの一室。目の前に並べられた色々な色の小瓶を見て、開拓者達は首を傾げる。 「で、ひいはこれを私達に預けたい、と」 「はい。主様も亡くなられましたし……もう、使うこともないでしょうから」 「なるほどな。これ、全部種類が違うみたいだが……どういう薬か分かってるのか?」 「それが、わたくしも良く知らないのですわ」 「そう……。じゃあ、中身を調べる為にも研究機関に回した方がいいかもしれないわね」 開拓者の言葉に頷くひい。 開拓者が、小瓶を一つ持ち上げようとして……。 つるり。
「あ」
パリーン。 軽い音を立てて割れる小瓶。 その途端、もわもわと白い煙が立ち上る。 「うわっ。何だこれ!」 「ちょっ。周りが真っ白……げほっごほっ」 咳き込む開拓者達。 「皆、大丈夫?」 「窓、開けましょうかぁ」 「そうですわね。ふうとみいも手伝って下さいな」 慌てて窓を開ける人妖達。 煙が収まってみると……そこには、開拓者達の洋服を身に纏った――といっても、ぶかぶかで脱げかけている――5歳くらいの子供が立ち尽くしていた。 「あれー? ここどこー?」 「おとうさんとおかあさんはー?」 「わ、みてみてー! ちっちゃい人がいるよー!」 あまりの事に呆然とする人妖達。
――目の前に突然現れた子供達が、薬を預けようとしていた開拓者達であることに、人妖達が気付くまでそう時間はかからなかった。
■状況 皆さんは人妖・ひいから神村菱儀の遺産である薬を預かっている最中でした。 その時、つるりと手を滑らせて1つビンを割ってしまいました。
すると、何ということでしょう。 もくもくと煙が巻き上がり、それを吸った途端、身体がどんどん縮んでいき……。
……気がついた時には、身体が5歳くらいの状態に戻っていました。 どうやら居合わせた全員がそんな状態。 心は大人のままの者もいるようですが、中には心まで子供に戻ってしまっている者も……。
さて、どうしましょうか?
■記憶の状態について 煙を吸った時点で、身体が5歳になりますが、記憶を保持しているかどうかは選択して戴いて構いません。 ただ、記憶を保持していた場合でも、開拓者が使えるスキルの類は使用できないものとお思い下さい。 指定がない場合は、心も5歳に戻っているものとして扱います。
■リプレイについて 5歳の身体になった時点からスタートします。 本人達は知る由もありませんが、丸1日で後遺症もなく元に戻ります。
自分の荷物を漁ったら子供がビックリするようなものが出てくるとか言うのも楽しいかもしれません。 5歳のまま外に飛び出して遊んでみるのもいいかも。楽しみ方は貴方次第!
■サポート参加について サポートの方は煙が収まってから駆けつける扱いになりますので大人のままです。 今回はサポートの方も比較的多めの描写となる可能性があります。了承下さいませ。 本参加者1人につき、基本1名のサポート枠となります。
■相棒 相棒は種類を問わず、煙を吸っても子供になりません。現状維持です。 登場できる相棒は1体のみ。 相棒描写を希望する場合は行動を指定してください。 書かれていない場合は、相棒より同行者との描写を優先させて戴きます。
■同行者の指定 同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。 例:【同行者】星見 隼人(iz0294)
■ご注意 白紙は描写できませんのでご注意ください。
■コメント お世話になっております。猫又です。 皆さんは、一時的に子供に戻ってしまったらどうしますか? 子供に戻ったらしてみたいことはありますか? そんな、子供の1日をお楽しみ戴く依頼です。 また、PCさんのイメージを激しく崩す可能性があります。お笑い覚悟でおいでください。
それでは、皆様のご参加心よりお待ちしております。
※舵天照における未公開のオープニングです。 サンプル用ですので実際にシナリオとして公開することはございません。 ご了承ください。
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