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ラブレター代筆します(汗)


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CLOSE - 一 一
●サーカスの終幕

 世界が回る。
 私を軸にして回る。
 くるくると回る。
 回る、回る、くるくるくるくる、くるりくる。

■□■


CLOSE - 香月ショウコ
●アルティミラ・サガ

『アルティミラ・サガ』

『ブリアレオス号、戦闘不能! 勝者はヘリオス号!!』
 4つ足の巨大な機兵が前倒しに倒れ地を揺らす。その音にかき消されまいと張り上げた男の声を、つい最近発明されたばかりの拡声器が乗せて観客たちに伝えた。響く歓声。揺らめく人の波。
 コロセウムの中心で己の全長より長い長柄斧を地面に突き立て、片手を挙げて応えるサンドイエローの機兵。歓声は、さらに大きく。

  ・  ・  ・

CLOSE - 美浦 リンゴ
●紅い三日月

紅い三日月   
                        
「おれは最高にイイ女と出会えたかもしれない! 」とバカみたいにくすぐった
いことを言ってみた。
夜、マンションの自転車置き場。パトカーの音がとおりすぎる。
からだはもう動かない。アスファルトがひんやりと気持ちいい。
どれくらいこうしているのかさえ分からなくなってきた。

●アイス

 アイスキス 作 小鶴
                                   

澪は虫歯が一本もない。澪にとって、自慢のひとつだった。

それが<トラウマ>に変わったのは高校生のころだった。


CLOSE - 鳥村悠里
●旅の後に

「ねー、ロビン。どっか行こうよ」
「勉強中だって言ってるだろ」
 テーブルの横で騒いでいるリラに適当に返事をしながら、俺は剣術書のページをめくった。
 俺はロビン。十八歳。今は自由の身だが、数ヶ月前までは周りからは勇者と呼ばれる存在だった。

 俺がまだ幼かった頃のことだ。突如異界から現れた魔王が、この世界を支配しようとおびただしい
数の魔物を放った。魔王本人は手を出さず、ただ城で混乱する人々を見ていたらしい。

CLOSE - siddal
●ドードー鳥の時間

 厚く垂込めるスモッグに太陽の光が遮断され、代わりに永久動力からなる青白い光が空を照らすのが当たり前になって、いったい何年経っただろう。
 窓の外に広がるまるでオーロラのように揺れる淡い光を見上げ、わたしはその向こうにあるであろう輝きを思い出そうとして目を閉じた。
 今でも懐かしく思い出される300年前、ガス灯の普及で満月以外の夜会が行われるようになったように、わたし達は昼も夜も自由に街を行き来できるようになった。
 わたしのように陽光を恐れぬ血族は稀なので、太陽が失われて喜ぶ者は多いが、逆に惜しむ者は僅かしかない。
 昨日真っ赤なワイン片手に訪れたウェステンラ婦人は、太陽を好むなんて家畜や奴隷のする事だと笑っていた。
 家畜、奴隷、言い換えれば―――地べたを這う者達。
 太陽が姿を消す前までは、この星のいたる場所に繁栄し、支配していた者ら。

CLOSE - 佐山 操
●逢えてよかった

タイトル:逢えてよかった

 昔、拾った女性から手紙が来ていた。
 変な言い方かもしれないけど、彼女を僕は道端で拾った。
 そんな想い出の彼女……。

 昔から世話になっていた馴染みのショットバーが近々閉店すると言うので、久々に遊びに行くと、頭がロマンスグレーになったマスターが昔と変わらぬ笑顔で出迎えてくれた。

CLOSE - 槙皇旋律
●あれにするわ

 こんにちは!
 私のブログに訪ねてきてくださり、ありがとうございます。わが社は平成五十七年に設立してより、困難の波を乗り越え、社のモットー「誠実」という言葉の元に社員ともどもお客のニーズに合うようにという努力、お客様笑顔のために日々精進しております。
 このブログは、そんな私のちょっとしたささやかなプライベートを書きたいと思います。

CLOSE - 蔦村涼瀬
●サンプル1

『偽りブルー』

 初めて訪れた町の、喧騒を知らない宿の窓から見上げる空は、この世界の穢れを知らない何て綺麗な青をしているのだろうとロンドは思った。
 けれど……遠くの国では、今頃灰色の煙が立ち込めてこの空を覆っているのだと考えると、酷く寒気がしてならない。
 ──本当によかったのだろうか? いいや、これしか方法はなかったじゃないか! 彼女が知ったら、どんな顔をする?
 分かっていたのにそれでも自分は、彼女をここへ連れてきてしまった。
 昼間の光が差し込む簡素な固いベッドで、少し幼い寝顔をしている少女の面影を残す女性は、昨夜馬車に揺られた疲労が残っているのか、さっきから寝言一つさえ言わない。

CLOSE - 浅野 悠希
●独白 サンプル

 家のためと口答えもせず騎士となり、そして王子の側近にも選ばれた。
 若さ故、家柄のおかげだとやっかみを受けても、何一つ間違ったことをせず真面目に過ごしてきた自分が、唯一家に逆らったこと。
 それは自分で生涯を共にする女性を決め、国を捨てることだった。
(細い月……か、そんな形をした月もあるのだな)
 月といえば、10年に1度現れる大きく神々しい満月だけだと認識していた彼にとって、それは異世界へ来てしまったという実感するに相応しい夜空。
 ベランダから眺めるそれは、故郷よりも星が少なく感じられるし、コンクリートだらけの建物も、バイクや自動車など便利な乗り物も、何一つなかった。
 きっと、彼女が自分の世界に来たときも見慣れぬ物ばかりで戸惑っていたに違いないと、今更ながらに彼女の気丈さに感服する。

●ショートストーリー サンプル

 いつもは煩いくらい付きまとうのに、その日はとても静かだった。
 幼馴染の晴香と裕輔は隣同士で、高校生になった今でも顔を合わさない日はないと言うくらい仲が良い。学校へ行く迎えから休日の遊びに行かないかという誘いまで、とにかくアプローチをするのは裕輔だけ。毎朝しつこいくらいにインターホンを鳴らして晴香の側にいるのが当たり前になっていた。
 そんな日常に慣れていると、静かなことが不安にもなる。午前中こそ、今日はゆっくりとした時間が過ごせるんだと何をするかあれこれ考えていたのに、昼時が近くなればその気持ちも段々薄れてきてしまう。あまりに静かなことが不思議……もとい不審すぎて、隣の部屋を訪ねることにした。
「裕輔、いるの?」
 インターホンを押して、待つこと数秒。慌しい足音に安心感を抱く。きっと今朝は寝坊でもしただけで、何事もないように笑って話し出すに違いない。そう、これは私が日常に慣れすぎて心配しすぎてしまっただけなんだと言い聞かせてみたものの、実際は違っていた。
「なんだ晴香じゃん、おまえの方から来てくれるなんてラッキー! 何か俺に用事?」
「え、あ……その、ね。せっかくのお休みだし、どこか出かけようかなって思うんだけど、裕輔は出掛けないの?」

●コラムサンプル ダイエット

 寒い冬はどうしても家で過ごしてしまいがちで、気がつけば服が入らない……。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。特に秋から冬にかけては美味しい物が増えるシーズンな上飲み会が増える時期ですから、なかなか食べないわけにもいきませんよね。
 そこで、ダイエットを決意される方には覚えていてもらいたい豆知識なのですが、実は暑い夏よりも寒い冬の方がダイエットに適した季節なんです。汗もかきにくいし、脂肪だってため込みやすいのにと思われた方もいるでしょう。確かにそれも事実ですが、冬場は体温調整のために必然的に体を温めようという働きをしているのです。汗をかくのは同じ体温調整でも下げるための作用なので、夏場は脂肪が燃えにくいということですね。
 ちなみに、良く聞く筋力トレーニングですが、確かに筋力があれば代謝が上がりますから必要ですけれど、毎日やっていませんか?
 筋肉とは繊維の集合体ですから、これを鍛えるためには1度壊して生成してもらわないといけません。しかし、1日寝ただけでは復活してくれないのです!
 つまり、毎日毎日厳しいプログラムを組んでトレーニングしたところで、筋肉の繊維は壊れるばかりで修復することが出来ず、筋肉痛が酷くなって諦める……なんて非常に残念なことになってしまうケースもあります。
 休ませすぎると元に戻ってしまいますが、適度な休息が必要なので焦らず続けることが大事です。そのためにはどんなトレーニングが良いでしょうか?
 私がオススメしたいのは、毎日違う部位を鍛えるというやり方です。今日は腕、明日は腹筋と毎日変えればトレーニングを習慣づけることもできる上、各部位を休ませ鍛えることが出来るので効果を実感して頂きやすい方法だと思います。

CLOSE - ふーもん
●あなたの心にクーデター

 この世には天使もいれば悪魔もいる。
 善もあれば悪もある。
 しかし超ロリータエンジェルな美少女はいてはならない。

 それが俺――立川鶴来(たちかわつるぎ)が勝手気儘に決めた戒律。
 そして彼には不動のパートナーがいた。
 その名も紅葉阿斗(くれないはあと)。つるぎの戒律を破る超ロリータエンジェルな美少女だ。

CLOSE - 並井澄
●サンプルノベル<箱庭の中の箱世界>

目の前にある大きな箱と小さな箱。
さぁ、どちらを選ぶ。
そう突きつけられ、私は黙り込んでしまう。

大きく煌びやかな箱には無限の夢が、小さく丈夫な箱には平凡な安定が。
こちとら商売人、次のお客もいるんだ早くしておくれい、と下衆な笑いで女が誘う。
大きな箱に右腕預けてもたれ掛かって、左手で小さな箱を弄ぶ。

●サンプルノベル<少女保護職(国家公務員)とあたし>

そいつはあたしのために作られた「人間」だった。
そんなこというと、またあたしが妄言を吐いていると言われるかもしれないけど、
向こうが言ったんだからしょうがない。
そいつは二十台か、三十台前半といったところかしら。
短い黒髪がまだまだ瑞々しく、生きた人間であることを主張している。  
普通こういうときはロボットだとかそういうものになると思うのだけど、


●サンプルノベル「歪んだ熊は虚空に吠える」

 彼が寂しそうに見えるのは、ここが遊園地ではないからかもしれない。
駅のホームに一人立つ熊男を見つめ、土浦はそう思う。
熊、という厳めしい字面には似合わず、その姿は丸みを帯びて愛らしい。
梅雨の雨で冷えた風が吹くと、あたたかさが羨ましく思える。
いわゆる着ぐるみだ。遊園地や催事場にいる類の、それ。
土浦は今、駅のホームに立つ熊の着ぐるみを見ている。
その姿のせいか、先程も幼児に「くまさん」と呼びかけられていた。

●サンプルノベル「色無し少女は白に焦がれる」

※シリーズものの一部シーンを抜粋




「こひるはいつも窓から来るね」  


CLOSE - 藤枝ツカサ
●シリアス会話サンプル


 それは、変化だった。
 変化とは言え、少女の何が変わったわけではない。
 それでもそれは変化だった。
 ゆらりと少女が立ち上がる。
 かくん、と傾げた首が、魔王を見た。
 そして、唇を開いた。

●シリアスバトルサンプル

 ほう、と楓はため息をついた。
 彼女がいるのはビルの屋上である。高鶴海岸から五百メートルほど離れた四階建ての雑居ビルで、それほど高さがあるわけでもない。だがそれでも落ちたら間違いなく頭がひしゃげるだろう。
 そして今、ビルには楓以外の人影が無かった。否、ビルだけではない。高鶴海岸から半径三キロメートル以内に人の気配は無かった。
 警察が指示を出して全員避難させいるからである。楓も高峰の口添えがなければ入れてもらえなかっただろう。とらえどころがない女だが、こういう時にはありがたい。
「それにしても、『セイレーン』……」
 呟きながら、楓は砂浜の方を見た。左手の指が、自然と腰につけた手榴弾の表面をなでる。
 セイレーン自体は空想上の生物に過ぎない。歌声でかどわかし船を沈める魔性の獣である。

CLOSE - 丸山徹
●きょうだい



〜きょうだい〜

*この物語はフィクションです



CLOSE - 真知
●降臨


「なあ、ほんまにやんの? それ」
「今更なに言ってんの。おまえは選ばれて、それを承諾した。もう決定済み」
「……したけどやなあ。これ、どない考えても怪しすぎやろ?」
 歐太(おうた)が辺りを見渡しながら言う。
 山深い雑木林の中、小さなお社があった。
 たいてい大きな神社には同じ敷地内に、こじんまりとした動物を祀ったお社があるものだ。

●前触れ



 ――尾行られている。

 日頃そんなものに縁遠い生活を送っている自分が、遭遇するなど思っても見ないから、今まで気に留めていなかった。
 しかも日曜の真っ昼間。
 駅周辺の繁華街で。

●息もできない



“なあ、あんた。
俺がもし、明日の朝、死体となって道端に転がってたとしても、誰か悲しんでくれると思うかい?
親もいねえ、妻も子もいねえ、友人もいねえ。
他で慕ってくれる女もいねえ。
こんなちっぽけな俺でも、死ねば誰かが悲しんでくれるかなあ?

CLOSE - くらら
●恋愛風小話



 「ねえ。かごめかごめ、やったことある?」

 唐突過ぎる質問に、彼の形の良い眉がちょっとだけ動いた。

 「皆で誰か一人を囲んでくるくる回って、中心の子が目隠ししながら自分の後ろの子を当てるの」

CLOSE - Rei
●海洋都市『アタラクシア』

海洋都市『アタラクシア』


西暦1000×年。
これははるか未来の話である。
地球の文明や発達は、もはや人類の英知を超えるものとなっていた。
そして、人々が暮らす現実世界とは別な空間が新たに生まれた。

CLOSE - 文ノ字律丸
●mazyonosiren

 私は小さな頃から魔法使いに憧れていた。祖母が毎日、魔法使いの世界のことを話して聞かせてくれたからかもしれない。
 おかげですっかり魔法の世界にのめり込んだ私は、ちょうど一ヶ月くらい前から魔女としての生き方を身につけるため、祖母に紹介された先生のところで修行しているのだった。

「先生、リーゼ先生、薬草摘んできました」
「ケイト、お帰りなさい」
 町から離れた場所に住んでいる先生は、一見私より少し年上なだけの女の子だった。いつも黒いローブを羽織り、化粧気はなくて、でもとても綺麗な人。
 先生に年齢を聞くと少し悲しい顔をして「聞いたら、きっとあなたは驚くわ」と言ってはぐらかしてしまう。たぶん、ただ単に年齢を言いたくないだけではないのだと思う。驚くというのは、私が普通の人間だからだろう。先生はきっと化け物になっているのだ。

CLOSE - 真野橋ヤツカ
●サンプル1:異能もの

1:

「面白い見せ物じゃない、やって見せてよ」
 夜闇に蝋燭の明かりだけが頼りの朽ち壊れた神社の神殿内で、彼女は肩胛骨まである雪色の髪をかきあげ、眼前の怨敵に言い放った。
 すらりと延びる肢体を股近くまで切れ込みの入った細身のロンタイで覆い、上半身にはチューブトップ一枚のみ。そして両腕には、時季はずれの肘まである紐でくくられた長い革手袋。ファッションモデルのように仁王立ちする彼女は、好色そうな笑みを見目麗しき顔に張り付かせ、白く濁った対の瞳を愉悦と共に細めていく。その表情は、人であるはずの彼女の方が人で無しに見えてしまうほどに美しく歪んでいた。
 そんな女に対しているは、"鬼"。昔話に出てくる風貌そのものの、旧くから存在する身の丈2mを越す人外は、人質を取られているにも関わらず強気な姿勢を崩さぬ白髪の女に一歩たじろいでしまう。しかし、負けじと腕に抱いた少女の腕を高々と引き上げ、牙が生え並ぶサメのような口から人の語を紡いだ。
《タダノ脅シト思ッテイルノカ。ダトシタラ大キナ間違イダ。ソレ以上近ヅケバ、私ハコノ娘ヲ殺ス》

●サンプル2:戦争もの

厚い黒雲が空を覆う夜。森林の中を、連続した銃撃音と樹木の倒れる音が響く。
 遠方の小さなノズルフラッシュを灯りに木々の合間に浮かび上がるのは、群青色をした10mほどの大きな鉄巨人――通称“DOLL”と呼ばれる、陸戦用の人型戦車。
 装甲の表面から降雨による水蒸気を発する"DOLL"の手には、人間用のマシンガンをリサイズしたような無骨な銃器が握られていた。腰部のファンから、動力である"セフィロティス鉱石"の反応音が低く唸りをあげる。人の顔を模した頭部に点る、まるで目のような2つのモノアイが、せわしなく動く。
どこからか聞こえていた銃声が、唐突に止んだ。
 静寂から一拍置いて、爆音が木々の間を駆け抜ける。熱風が"DOLL"を包み、周囲の木々ごと揺さぶった。

「どこだ、どこにいる…」

CLOSE - 坂本恵美
●サンプル1

(同人サイトに載せてるお題SSです)
 忘れたはずだ。
 君は全て忘れたはずなんだ。
 僕と過ごした日々を、全て。
 全て忘れて、裏切ったはずなのに、どうしてここにいるの?
 どうして、僕達の思い出の場所にいるの?
 どうして、泣いているの?

CLOSE - 海崎恭介
●よくある冒頭

●オリジナルノベル

■よくある冒頭部分

例えばここが、深い地の底だったなら――――。

ここは、小さな部屋の中。数え切れない程の精密機械が張りめぐらされた小さな牢獄みたいな部屋。

●ギャグ調のオリノベ

●オリジナルノベル

■ギャグ・コメディー調 

 知る人ぞ知る。逆を返せば知らない人は全く知らない喫茶店『喫茶『Ark』』。
 北海道、札幌の端っこに佇むその店は今日もまた色んな意味で忙しい日々を送っていた。


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