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クリエイター名 |
不二香 |
コメント |
こんにちは、不二 香です。低めなテンションの中にフッと笑いを混ぜ、斜め45度を行く文章を理想としています。得意なジャンルはファンタジー・歴史・現代怪奇・伝奇などなど。苦手ジャンルは甘い恋愛。情と理性のメリハリを大切に、キャラクターたちが“生きている”世界を創っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 |
サンプル |
サンプル1
『探し物探します。何かを探しているはずなのに何を探しているのか分からない方、歓迎。 南探偵事務所 赤司ビル3F Tel XX-123-4XXX』
渓(けい)は握りしめたそのチラシ──あちこち破れて見るも無残な姿になっている──を見、目の前に立ちはだかる扉を睨んだ。 『南探偵事務所』 灰色の扉には、そう書かれた小さめの看板がかかっている。
サンプル2
「……で、何か用?」 右手にツナサンド、左手にはカフェラッテ。そして、やる気なそうに──実際そうなのだろうが──机上に分厚い教科書を広げている女。彼女の問いはごく普通のものだった。だが、扉を開けた青年はひどく怯えた顔をしていて、 「あ、あの……シャロン会長は……?」 発した声もキィがおかしい。 「会長は王都へ出張中です」 「…………」
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