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クリエイター名 |
土岐野みゆき |
コメント |
小さな記事から、長編の小説まで賜ります。 得意分野は現代ものとファンタジー系小説、商品解説や書評など。 記事、短編小説の商業経験あり、締め切りは必ず守ります。 新しい分野のお仕事も経験したいので、よろしくお願いします。 |
サンプル |
サンプル1
そのとき、小柳千明は全力疾走していた。腕時計が、信じたくない時刻を示していて、彼は高校生、そして今日は平日であり、それにくわえて彼は今日から新しい学校に通学することになった転入生だったためだ。 「初日から遅刻なんて、ものっすごくかっこ悪い!」 一昔前の少年漫画じゃあるまいし、これから転入する学校に初日から遅刻なんて、かっこ悪いなんてものじゃない、最悪だ! 校門をくぐり、靴を履き替えて…そこで千明の動きは止まった。 …俺の教室、どこだっけ……? 初めて見る校舎は複雑に見えて、適当に歩いて目的地にたどり着けそうにはない。だれか通りかかってくれないかと思っていると、
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