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クリエイター名 |
柳 柚月 |
コメント |
シリアス、ギャグ、コメディ、ファンタジーなど何でも大丈夫ですが、グロ系は不得手です。 BL、GLは可。日常の中の非日常、をよく書きます。よろしくお願いします。 |
サンプル |
サンプル1
「帰っていいかしら」 呟く声を風が掬い上げ流していった。遮るものの一つとてない、銀の砂原が延々と続くこの景色から、いっそ城まで届いてしまえと自棄気味に願う。 謹慎でも懲罰でも追放でもいい、何かしらの応答が返らないものか暫く待ってみたが、いつまで経っても鳥の囀りさえ聞こえてこない。 それも当然か。この最果ての地から愛すべき我が家の間は、いくつもの次元窓が隔てている。 銀砂は高い魔力適性を含むと習ったから音声を運ぶくらいのことはと思ったのだが、いくら高いといっても限度はあるということだろう。
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