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クリエイター名 |
水月小織 |
コメント |
皆様はじめまして、水月小織(みづき・こおり)です。 一行読んだらつい引き込まれてしまい、読んだ人の心に残るような作品を心がけたいと思っております。ジャンルは歴史物・専門知識が必要なもの以外なら、精一杯頑張らせて頂きます。 サイトの方にも今まで書いた小説などがありますので是非ご参考にしてください。http://homepage1.nifty.com/kurage-ya/index.html
よろしくお願いいたします。 |
サンプル |
BAROQUE前史 20XX Homicide
梅雨独特のまとわりつくような不快感。 昨日も今日も雨…エアコンをつけてない室内は蒸し暑く、学校から帰宅したばかりの僕の神経を苛立たせる。 時間は午後3時。僕は制服を着替えるのもそこそこにテレビのスイッチを入れた。テレビでは、ちょうどこの前起こった猟奇殺人の話題にさしかかったろうとしていたところだった。CMの間に制服の前ボタンを全部開け、冷蔵庫から飲み物を出しその話題が出るのを待つ。 ……世間ではこのところ低年齢層による犯罪や、猟奇的犯罪の話題でにぎわっている。 それは何かが崩れるようにゆっくりと、そして確実に僕たちの世界を侵蝕している。 「このような低年齢層の犯罪は昨年より増えつつあり……」
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