|
クリエイター名 |
虚乃剣 |
コメント |
私が得意とするのは、ファンタジー系とダーク的なテイストの小説です。 不得意なものはホラーです。他のものは文章的に苦手とするものはありません。 文体としましては淡々としたものではなく、冗長的なものかもしれません。 サンプルにて、ご判断下さい。 コラムや詩などもお任せ下さい。 真っ直ぐなものから皮肉めいたものまで、普段から書いてますので! |
サンプル |
サンプル1
「バナナはおやつに含まれるのか?」。
かつて、この問題を提起した少年がいた。彼を仮にAと呼んでおこう。 おやつの上限金額は300円。バナナの単価は30円。仮にバナナをおやつとした場合、A君のおやつ上限額は270円となる。二本ならば、240円!これは由々しき事態であった。 うまい棒が何本買える?チロルチョコが何個食える?小さいスナック袋なら買える金額ではないか。 しかし、バナナは食いたい。A君にとって、バナナは大が付く好物だ。
サンプル2
夜の靄を泳ぐように羽ばたく、一匹の蝙蝠。降り注ぐ月光を遮るように、翼を広げ、闇夜を疾空する。 真紅の双眸を眼下に向け、今宵の獲物を探す。 蝙蝠――ヴァンパイアにとって、人間とは餌でしかない。 血という名のワイン、肉という名のメインディッシュ。魂という名のデザート。 人外に無知の凡夫が跋扈する、日本の都会。狩場としては最良。栄養芳醇な日本人の女性は、餌として最高だった。 しかし、それだけだ。
|
ホームページ |
|
|
|
|