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クリエイター名  しまだ
コメント  しまだと申します。物語を綴る事が何よりもの生き甲斐です。宜しくお願いいたします。
ほのぼの、シリアス、バトル、恋愛(NL、BL、GL)、ファンタジー、現代物、一人称、三人称、書簡体小説辺りを得意としております。特に、ありふれた日常の一コマを切り取ったようなお話が大好物です。
ギャグ、ミステリー、ホラー、歴史物、SF等はまだまだ勉強中の身ですが、ご依頼されたからには無論全力で綴らせていただく所存で御座います。

一つ一つのお話を、大事大事に書かせていただきたく思います。どうか、皆様の世界を形にするお手伝いをさせてくださいませ。
ご依頼、お待ちしております。
サンプル サンプル/一人称

【一人称】
 冷凍肉まんとあんまんを一つずつ容器に入れてレンジに投入しようとしていたら、「僕、半分でいいよ。半分こしよう」とソファに倒れていた影に言われた。あんまり食べないくせに背が大きくなるのは、よく寝てるせいだろうか。授業中に堂々と机に伏している彼の姿を思い浮かべて、『寝る子は育つ』が真実である可能性を垣間見る。
「やだー」って素直に返したら、「なんだとー」と抗議の声。でも無視。二人で半分こするのも良いけれど、でもしょうこは今日は肉まんを食べたい気分なのだ。光樹が食べたいのはどうせあんまんだし。
 光樹の考えている事は分かりやすい。悪く言えば単純で、良く言うとええっと、ふ、不純じゃない? しょうこは馬鹿なのでよく分かんないけれど、とにかく光樹と一緒にいるのは楽で良かった。別にそれだけの理由で付き合ってるわけじゃないけれど、同じ空間にいてそれぞれが勝手な事をしてようがあんまり気にならないのは良い事だと思う。勝手な事と言っても光樹はたいてい寝てるか寝てるか寝てるかしかしてないんだけれど。
 椅子に座って携帯をいじりながら中華まんズがチンされるのを待ってたら、「肉まんで祝うの?」と起き上がりもせずに光樹が訊いてきた。祝うって、何をだろう。
「しょうこの誕生日?」

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