|
クリエイター名 |
音夜葵 |
コメント |
はじめまして。音夜葵と申します。切ない恋物語や詩のような話、ほのぼの系が得意です。逆に派手な戦闘等は弱いです。ですが、特にダメ。というものはないです。百合でも薔薇でもどんとこい。雰囲気や心情がよりよく書けるようがんばります。宜しくお願いします。【クリエイターズショップ】http://omc.terranetz.jp/creators_room/room_view.cgi?ROOMID=0178 |
サンプル |
サンプル1
「今からきっかり一時間後。僕はキミの元にいくよ」
午後11時の鐘が鳴り響く郊外の荒地。 黒い装束に身を包んだ男が、天に向かってキスを投げた。 歩く度にずるりと地を擦るほどの長いローブを脱ぎ捨てれば、鋭い機能性を伺わせる藍色の姿に変わる。 短い皮の手袋に包まれた手が、フード代わりに頭に被っていた布を、はらり、風に飛ばす。
サンプル2
メモリーカード
「思い出に浸りだすと、人はダメになる」 それは唐突に口を開いた彼が、何の脈絡もなく告げた言葉。 ふ、と笑みを零し、腰をおろす彼の傍らで本棚を漁っていた青年は、たおやかな仕草で尋ねた。 「いまの貴方が、そういう状況なのですかね?」
|
ホームページ |
|
|
|
|