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クリエイター名 |
辻内弥里 |
コメント |
?@和風・雅語・古今調・哀切さ・心情重視?A恥ずかしくなるくらいの恋愛もの(異性同性どちらも)?B力技系ギャグ,などを書いております。最新の納品物(東京怪談)をご参照ください。※ご発注に際しては,クリエーターズルームをご一読下さい。http://omc.terranetz.jp/creators_room/room_view.cgi?ROOMID=820 |
サンプル |
サンプル1
■やや和風・情感・自然物と心情を重ねる書き方(納品物はこの傾向のものが多いと思います)
寂れた終着駅で街へ戻る列車を見送り、道なき道を山へ分け入る。身の丈に生い茂る熊笹を払い除けながら、ほか人にはそれと判らぬ標を頼りに、深山の中を自分は進んだ。 さあさあ、と。駅に着いた頃より霧雨が降っていた。 思い返せば、此処は何時でも雨模様だった気がする。ぼたぼたと地を穿つ大粒の雨に追われることもあれば、今日のように閑かで細かな水の振袖が辺り一面を包み込んでいることもある。 まるで雨が、此の場所を世界から隔離しているような様。此処に住むあの人を優しくあえかに閉じ込める、雨の檻。
現代・心情中心・同性恋愛っぽいもの(趣味で書いているのはこの雰囲気)
■現代・心情中心・同性恋愛っぽいもの(趣味で書いているのはこの雰囲気)
育った街は、内海を両腕で抱え込む形をした港町。カブトムシを採りに行った高台で胸一杯に空気を吸い込んだ時も、中学校の教室で退屈な授業中に欠伸をして叱られた時も、いつだって町の普く隅々にまで、潮騒の音が絶えず打ち寄せ続けていた。 だからあの、ざざああん、ざざああん、という穏やかで限りない星の音は、最早鼓動のように近しいもので。それを“音”だと意識することなんて、極々稀なことだった。 そう。卒業して、街を離れるまでは。
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