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クリエイター名 |
黒川 うみ |
コメント |
得意なものは作詞です。傾向は叙情詩や物語風です。 恋愛物は苦手ですが、書けないわけではありません。 曲先、詞先どちらでも可能です。友人と共に楽曲制作をしていますので、字合わせなどは問題なく行っています。 その他、小説など受け付けております。 |
サンプル |
シリアス風味
逃げろ、と叫んだのは父だったか、母だったか、それとも兄だったのかは覚えていない。ただその叫びを聞いて弾かれるように走り出したことだけははっきりと覚えている。 恐怖で竦んだ足を奮い立たせ夕闇に背を向けて必死に走る。 必死。 逃げなければ、必ず死ぬ。 考えるまでもなく理解してしまう現実におののく暇無く、獣道を転げ落ちるように駆けて行く。素足の裏に小枝や小石が刺さっても立ち止まれはしない。背後では不気味な雄叫びが複数上がり、同時に阿鼻叫喚の悲鳴が自分を追い越して行く。 姿形は熊に似ていた。
青春小話
彼女は実に楽しげに言った。 「とりあえず、今日は豪華に大きなチキンを使ってみようと思うのよね」 「クリスマスか」 「別にいいじゃん。野菜もたっぷり使うしー」 「あ、そ」 随分と気合いの入ったことだ。
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