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クリエイター名 |
雨塚雷歌 |
コメント |
ややシリアステイストの文章が多いですが、コメディーテイストも書きます。ファンタジーや現代物、特に日常のワンシーンを切り取ったようなものを好んで書きます。逆に推理系、軍隊系、時代系などは不得意と言いますか、手を出したことがありません。 お客様のご要望にそえるよう精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。 個別受注ページ【http://omc.terranetz.jp/creators_room/room_view.cgi?ROOMID=3413】 |
サンプル |
サンプル1
ガサリと音がして梢が揺れた。びくりと肩を震わせ、娘は咄嗟に身を伏せる。押し倒される形になった男が驚いたように目を瞠るが、すぐに状況を察して抵抗をやめた。
「いたか?」 「いえ、見つかりません」 「もしや突破されたのでは?」
サンプル2
「説得に必要なのは、気合と情熱だそうだ」 唐突に降ってきたアルトの声に、アレクサスは読んでいた本から顔を上げた。断りもなく向かいの席に腰を下ろした娘を見やり、訝しげに目を細める。 「……ディーナ。唐突に何の話だ?」 「シャナンの持論だ。敵兵の説得は、気合と情熱があれば充分らしい」 そう言うと、娘は口元に拳を当て、くつくつとひどく楽しげに笑った。肩が震えるたび、高い位置で結わえられた長い薄紫の髪が揺れる。 「なるほど、あのバカの考えそうなことだ。……それで?」
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