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クリエイター名 |
藤枝ツカサ |
コメント |
魔法のほとんど出てこない近代ファンタジー小説をもそもそ書き続けている物書きです。現代物よりファンタジーが得意のような気がします。 以下受注傾向。 ジャンル…ファンタジー>現代>>SF 雰囲気…シリアス(=暗いの)>ギャグ(=明るいの)>>ラブコメ その他のこと…ノーマル>BL>>百合
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サンプル |
シリアス会話サンプル
それは、変化だった。 変化とは言え、少女の何が変わったわけではない。 それでもそれは変化だった。 ゆらりと少女が立ち上がる。 かくん、と傾げた首が、魔王を見た。
シリアスバトルサンプル
ほう、と楓はため息をついた。 彼女がいるのはビルの屋上である。高鶴海岸から五百メートルほど離れた四階建ての雑居ビルで、それほど高さがあるわけでもない。だがそれでも落ちたら間違いなく頭がひしゃげるだろう。 そして今、ビルには楓以外の人影が無かった。否、ビルだけではない。高鶴海岸から半径三キロメートル以内に人の気配は無かった。 警察が指示を出して全員避難させいるからである。楓も高峰の口添えがなければ入れてもらえなかっただろう。とらえどころがない女だが、こういう時にはありがたい。 「それにしても、『セイレーン』……」 呟きながら、楓は砂浜の方を見た。左手の指が、自然と腰につけた手榴弾の表面をなでる。
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