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クリエイター名 |
ミナルママサキ |
コメント |
初めまして。ミナルママサキと申します。得意分野はシリアスダークファンタジー。あとは現代物やほのぼのなど幅広く書きますが、ギャグはちょっと苦手です。主人公がたくましく成長していくストーリーを好んで書いてます。ドロドロした人間関係なんかも好きです。ホームページがありますので、もしよろしければ読んでみてください。 |
サンプル |
サンプル1
事故の瞬間はスローモーションに見えると言い出したのは、一体誰なのだろうか…… そんな言葉を何となく思い出しながら、大空陽太はその瞬間を迎えた。 楽しいはずの家族旅行の帰り、陽太とその両親が乗った車は、雨のためスピンをしてしまった反対車線を走っていたトラックと正面衝突。車体の半分を大破してしまうという大惨事になった。 冷たい雨が降りしきる中、トラックの運転手が慌てて車の中から出てくる。額から血を流し、右腕をぶらりと下ろしていたが、致命傷ではないだろう。だが…… 「誰か! 誰か救急車を呼んでくれ!!」 半分が潰れてしまっている車体。もはや原型を留めていない姿を見て、中にいる人間の存亡は絶望的であった。
サンプル2
序章
高橋とは、中学の時からずっとクラスが一緒だった。 しかし、幼い頃に母が他界し男ばかりの四人兄弟の末っ子として育った俺には、あまり女の子に対する免疫がなくどちらかと言えば女の子は苦手な方だった。いつも誰かと群れていなければ気がすまず、絶えずお喋りを続けている彼女らの気持ちが全くと言っていいほど理解できなかったのだ。 だから、高橋とも特別な会話をすることなどなく、ただの『クラスメイト』として学校生活を送っていた。 その日常はいつまでも変わることがないと、そう思い込んでいた。
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