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クリエイター名  県 裕樹
コメント  はじめまして。
CGとノヴェル作成、二足わらじのにわかクリエイターです。
文章の時は『県 裕樹』、CGの時は『人乃路綾丸』と名乗っています。

現在、『ふぁる☆すたっふ』というサークルを運営し、そちらで主に活動しています。

ノヴェルの作風は現代を舞台にした学園ラブコメが主ですが、オカルトやファンタジー等にも挑戦していきたいと思っています。

なお、5000文字程度の短編から10万文字超の長編まで、ご依頼によって幅広く対応致します。
また、本文以前に、世界観やキャラの作成、タイムシートの組み立てなどから着手する習慣が身についておりますので、プロジェクトの基礎段階からお手伝いできると思います。

では、お仕事のご依頼、お待ちしております。
サンプル 白い吐息の向こうに

 ン……
 心地よい微睡の中から、引き摺り出されるこの瞬間。
 前は、これが嫌で嫌でたまらなかった。
「……よし、今日もアタシの勝ちだね」
 何と戦っているんだか、そんな勝利とやらに意味なんかあるのか……等と脳内で自分に対して苦笑いを向けながら、目覚まし時計がヒステリックな音を立てないように、その頭を軽く撫でてやる。
 カーテンを開くと、漸く白み始めた空が見える。小さく蕾を付け始めた梅の木が、柔らかな光を受けてキラキラと輝いている。


心の鏡

 私はどうして、こんなところを飛んでいるんだろう……
 まるでミルクの中を泳いでいるかのような、ハッキリとしない意識。目は覚めているし、耳も聞こえる。勿論、視界も良好。だが、意識が……と言うより、気力が底を付きかけて、ふわふわと風に流されるままに、状況に身を任せて宙に浮いているのだ。
「幾ら弱種とはいえ、私だってヴァンパイア……人間ぐらい、簡単に御し切れると思っていたのに……」
 ひとえに吸血鬼と言っても、様々な種類がある。有名なところでは、蝙蝠の姿を借りて夜の地上を闊歩する、ドラキュラ伯を筆頭とする種族。彼らには日光に弱いという弱点があり、行動できる時間帯は夜間に限られるが、その身体能力は人間の比ではなく、逆に夜間であればほぼ無敵と言って良かった。ニンニクや十字架に弱いという弱点が伝えられているが、それはあくまで俗説であり、彼らに十字架を見せたところで怯みもしないし、ニンニクの臭いを嗅がせたところで何の効果も無い。
 その他、人型を持たない獣型、果ては昆虫型なども存在していたが、その何れもが、力関係では人間を凌駕していた。そう、人間は吸血鬼に敵わない……これはもはや常識であった。ところが……
「まさか、あんな小さな女の子にすら敵わないなんて……私って、一体なんなのかしら……」


リセットボタンは何処ですか

「な……何だ、コレ!?」
 いつもと同じ時刻、いつもと同じ場所。そして周りにはいつもと同じ顔ぶれの知人たち。
 だが、ひとつだけ違う事があった。そこに居た人たちは、皆その『違う事』の前で各々にリアクションしていた。
「あーあ、やっぱりかぁ」
 こうなる事を、以前から予想していましたと言わんばかりに肩を竦める者。
「もう、探しても無駄だな。家に行ってもモヌケの空だろうぜ」

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商品名  オリジナルノベル
作成料金  3,150
制作期間  課金確認がされてから、約10日間
商品説明
 
 
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