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クリエイター名 |
黒崎ソウ |
コメント |
■初めまして、黒崎ソウ(クロサキソウ)です。現代(恋愛(異性・同性)・人物考察)、現代を主軸としたファンタジーを主に書いています。『白昼夢』や『幻視』といったイメージを、世界の中で作り出したいと思っています。今後の作品の中では、バトルやギャグといったジャンルにも挑戦したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。 |
サンプル |
デフォルトサンプル1/(依頼)
東京怪談ゲームノベル:【この空の果て -Cry for the sky-】より抜粋。
「小さい頃ね。私はずっと、どうして空が蒼いのかを考えていたの。絵本の世界では『天使が空にペンキを撒いた』と書かれているし、小説では『空の向こうは鏡の世界になっている』とも書かれてある。 大人達は『昔から蒼かったんだ』と言って、ほとんど相手にもしてくれなかった。寂しかったな。もしかしたら、そんな事を気にしているのは、世界で私だけなんじゃないかって。そんな事を考えてた」 十五歳の少女は、名前を『藍衣(あい)』といった。 黒い夏服を着た少女は、ずいぶんと長い間をこの場所で過ごしていたらしい。
デフォルトサンプル2/(シチュノベ)
〈ラズベリーオンザショートケーキ〉より抜粋
人はどうして一度殺しただけで死んじゃうのか、あたしはそんな単純そうな事がずっと理解出来ないでいた。 死んだ人間が生き返ってくれたならそいつを何度も殺してその度に違う殺し方だって楽しむ事が出来るのに、殺したらそこで終わりなんてそいつのやる気がないんじゃないの?ってずーっと思ってた。 けど、もし殺した相手が全員生き返って来ちゃったら無限沸きのゾンビゲーみたいに頭を吹っ飛ばしたって意味がないって事だから、それはそれで飽きたら鬱陶しいだろうなぁって思うと死んでくれたままの方が良いんだって結論に落ち着いた。 あたしはずっと、「あたしに殺せないようなものなんかこの世界に存在しない」と信じていた。(信じてるというより120%確信だったけど)
サンプル3/(オリジナル)
【彼女の情景 -Her Scene-】
7日ぶりに訪れた"彼女"の部屋は、以前とは比べ物にならない程に雑然とした姿へと変わっていた。本棚から落ちた本が床を埋め尽くし、届けられた食器が微妙なバランスを保ちながら返却される事なくテーブルの上に積み上げられている。曇ったコップには数食分のナイフやフォークが刺さり、そのどれもが本来持っていた筈の銀色の輝きを失っていた。 「随分と派手にやったね」 床の上の物を踏まない様に足を踏み出しながらリョウは関心した様子で言葉を洩らす。ソファに腰を下ろし足を組んでいた"彼女"は、彼の言葉に反応した様に眉間に皺を寄せた。 「また来たの? 誰も来てくれなんて頼んでないけど」
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