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クリエイター名  柚木薫
コメント   私は主にライターの中でも小説を主に得意とします。ジャンルは恋愛が主軸として、SF、軍事、歴史、学園物、能力物などです。ジャンルは問わず幅広くかけ、主にライトノベルを書いていますが、純文学を書くことも可能です。広告宣伝やレビュー、コラムなど、雑学が多用にあるので全てに対応できます。現在もサークルの長として多種多様な小説を手がけています。長文が得意な傾向です。
実績としては一般の賞で小さなものですが受賞した経験があります。
サンプル 月の下で


「あなたはいつだってそうだわ。そうやって自分のことばかり主張して、他人の意見なんか聞こうともしない、最低の愚物ね」
 エリカのいつもの饒舌にすこしうんざりしながらもわたしはそれに反論すべくまた口をひらこうとしたけれど、でもまた口を閉じた。
 そんな行為をすこしおもしろがって見ていた。エリカはわたしにさらに言う。
「別にあなたのことを否定しているわけじゃないの。いつもいってるでしょう?私はあなたに好感を持っているのよ。好感をもつ相手をどうして突き放すの?私の言っているのは『警告』よ」
「『警告』?」


月の夜と

 オリジナルノベル冒頭抜粋

部室の外はずいぶんと騒がしい。理由が学園祭であるからであって、この部室に誰も来ないのはなんいも催しものというものをやっていないからであって、さらにこの部屋には人が二人しかいないという理由からだろうと俺は推測する。
 現在の場所、東経、西経なんぞであらわせといわれても無理なので簡潔に言うと、文芸部室。東野高校東校舎二階の一番端にあてがわれたまぁ、綺麗だが、そんなどんづまりまで行く気はせんというなんとも客寄せが悪い場所で、意外にも広い部室の中ではかちゃかちゃとブラインドタッチレベル並、くらいでPCにむかっている少女がいる。
 部室はたてに細長く、十畳ほどで、真ん中には長机とパイプいすが4つ。原稿うちのためにかどこからガメてきたワープロ及びパソコンが5台。入って正面に窓があり、左右にはよくわからん雑誌などなどがつめられた本棚書棚が乱立してなぜかガスコンロがあり、そしてなぜかお菓子なんかも横の棚にある。
 そのお茶やらなんやらを飲みながらひたすらブラインドタッチレベル21くらいで打ち続ける少女は机のど真ん中で、さらにこの寒いのに暑いとブレザーを脱いで腕まくりまでしている、ところから俺はX軸方向に−3、Y軸方向に−・・・・すまんわかりずらい。つまり斜め向かいに座ってその「一生懸命お仕事してます!銀行員レベルマックス」少女を俺はぼんやりとほうじ茶をのみながら眺めていた。


鐘を鳴らす夜


オリジナルノベル冒頭部分 ライトノベル。部ごとの区切りで部ごとに主人公が変わる。





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