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クリエイター名 |
並井澄 |
コメント |
はじめまして、そしてこんにちは。 居住浪子と申します。 他称物書きを目指し、死ぬように生き若しくは生きるように死ぬ。 そんな日々を過ごしている自称物書きです。
インドアだけど心の中で無限のアウトドア。これをモットーに日々精進していく所存です。
(参考) 文章サイト http://www.medianetjapan.com/2/20/entertainment/shosak/default.htm ブログ http://d.hatena.ne.jp/isumi/ |
サンプル |
サンプルノベル<箱庭の中の箱世界>
目の前にある大きな箱と小さな箱。 さぁ、どちらを選ぶ。 そう突きつけられ、私は黙り込んでしまう。
大きく煌びやかな箱には無限の夢が、小さく丈夫な箱には平凡な安定が。 こちとら商売人、次のお客もいるんだ早くしておくれい、と下衆な笑いで女が誘う。
サンプルノベル<少女保護職(国家公務員)とあたし>
そいつはあたしのために作られた「人間」だった。 そんなこというと、またあたしが妄言を吐いていると言われるかもしれないけど、 向こうが言ったんだからしょうがない。 そいつは二十台か、三十台前半といったところかしら。 短い黒髪がまだまだ瑞々しく、生きた人間であることを主張している。 普通こういうときはロボットだとかそういうものになると思うのだけど、
サンプルノベル「歪んだ熊は虚空に吠える」
彼が寂しそうに見えるのは、ここが遊園地ではないからかもしれない。 駅のホームに一人立つ熊男を見つめ、土浦はそう思う。 熊、という厳めしい字面には似合わず、その姿は丸みを帯びて愛らしい。 梅雨の雨で冷えた風が吹くと、あたたかさが羨ましく思える。 いわゆる着ぐるみだ。遊園地や催事場にいる類の、それ。 土浦は今、駅のホームに立つ熊の着ぐるみを見ている。
サンプルノベル「色無し少女は白に焦がれる」
※シリーズものの一部シーンを抜粋
「こひるはいつも窓から来るね」
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